「選考インターンシップ」という提言
こんにちは、ワーカーホリックこと、桐生です。
最近、キックボクシングに勤しんでおります。
入社して12年が経過し、毎年1.3キロづつ体重が増えている計算のため、ストイックな生活を強いられております。
さて、本日は、
転職した際のミスマッチ(採用する側も、入社する側も)を防ぐには、
というタイトルでお送りします。
この記事を書くきっかけになったのは、先日お会いした求職者の方より、
入社前に実際に自分が合う職場なのか、インターンシップってできませんか?
というご相談をいただいたことからスタートしています。
一般にインターンシップというと、大学生の職業体験・企業体験のイメージが強いかと思います。
海外では体験というよりも、学生は企業を見定める機会、企業は学生が戦力となるかを見定める機会として、
採用活動の一環として使われています。
日本でも新卒採用の活動期間が後ろ倒しになったことに合わせて、
インターンシップが実質的な新卒採用
になっている傾向(これはこれで問題になってますが)にあります。
一方で、社会人の転職活動において、インターンシップというのはあまりなじみがないかと思います。
一部実施している会社や仲介サービスもありますが、あくまで選考前の段階でアルバイト的な
インターンや1日だけというケースになっているようです。
今回のケースでは、すでに採用選考の最終段階に入ったタイミングでのお話しなので、
あまり事例はないかな、という転職者の方からのご相談でした。
しかしながら、転職する側も、採用する側も、たった2~3回の面接で判断しなければならないという
現在の採用プロセスに一石を投じれるのではないかな、とも思いました。
当社でも採用を行うケースがありますが、転職支援会社だとしても、人の採用は賭けの部分がかなりあります。
結果、「採用してみないと分からないよね」という結論に至るケースも多々あります。
これは多くの企業でも多くあるケースだと思います。
また、転職者の方からも、「働いてみないと分からないですよね」という言葉を聞くことも良くあります。
逆に「確実に活躍できるし、不安なんかない!」という方は稀かと思います。
何せ、未知の環境で働くわけですから。
そこで、この社会人インターンシップといいますか、選考インターンシップ
は双方にとってとても有意義なのではないか、と。
転職がお互いにとって「賭け」になるというのは、とりあえず結婚しよっか、という感じと似ているなぁ、と。
その意味では、例えば1日だけでも、その職場の中に入って、どんな人たちがいるんだろう、
会社の雰囲気はどんなだろう、自分が活躍できるイメージが湧くかな、ということが感じられれば、
「賭け」ではなく、「活躍できる実感」を得ることができるのではないかと思います。
もちろん守秘義務の誓約書などにサインをもらったり、実際に働かせたりすることはNGになりますが、
注意点だけを守れば、採用の在り方としては理想的なのかな、と思います。
未だに、採用選考の中に「インターンシップ」という言葉を見たことはありませんが、
いつか「最終選考:インターンシップ(1日)」という文字を見れるといいなぁ、と思います。
なお、このインターンシップをご相談いただいた求職者の方については、採用企業ともご相談をさせていただき、
チームメンバーとのランチ会を開催いただきました。
ご感想としても入社前にとても安心できた、というお言葉でした。
次回、まずは当社の採用でやってみたいな…、などと。
それでは、また。