モフモフは、ココロを救う。
こんばんは!プロバンクの色黒コーディネーター、手倉森です。
沖縄が梅雨入りし、心なしか空気の湿度も上がっているような気がする今日この頃(私だけ、ですかね・・・?)。
みなさま、ココロも身体も健やかにお過ごしでしょうか。
・・・あぁ、ピッカピカのおひさまの下で、芝生の上で、思いっきりひなたぼっこがしたい!
そんな日常が1日も早く訪れますように、と願っています。
私たちは誰かしら何かしら、多少なりとも不安や心配事に囲まれて生活しています。
不安や心配事の感じ方が人それぞれであれば、その解消方法も十人十色。
身体を動かすことで気持ちを晴れやかにしようとする人もいるでしょう。
また、趣味に没頭したり、もしかしたらあえて悲しい映画やドラマを見ることで揺れ動く気持ちを落ち着けようと考える人もいたりするかもしれませんね。
私が個人的にお勧めしたいのは、“モフモフなものに、触れる”こと。
2019年、自動車部品メーカー:デンソーの研究員さんと名古屋工業大学の教授がこんな実験結果を発表しました。
柔らかいさわり心地のロボットと、堅いさわり心地のロボット。
どちらがストレスをやわらげることができるか?
というモノ。
見た目も機能も全く同じ、でも片方のロボットは触るとモフモフしていますよ、というわけ。
…話の流れからなんとなーくお察しかもしれませんが、この実験に参加した被験者からは、柔らかいさわり心地のロボットは、ただモフモフしているだけで癒やされた、という感想が挙がったそうです[1]。
実際に、生理的/心理的ストレスの緩和にも効果が見られたということですから、“モフモフの効果、恐るべし!”といったところでしょうか。
これは柔らかいものをモフモフすることで「幸せホルモン」といわれる『オキシトシン』が分泌されるため。
ホテルのふわっふわなベッドに寝ると幸せを感じる、無印良品の「人をダメにするソファ」に触れたら離れられない、子どもの頃にもらったクマのぬいぐるみを抱きしめると落ち着く。
私たちが柔らかいものに惹かれるのは、“癒やし”を与えてくれるものだと本能的に知っているからなのかもしれません。
心細いな、疲れたな、不安だな、気持ちが落ち着かないな。
そんな夜は、身近な“モフモフ”に手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
おろしたてのタオルでも、ぬいぐるみでも、なんならムートンブーツに手を突っ込んでもいいかもしれません。
心配も不安も尽きないものですが、どうか少しでも心穏やかに過ごせますように。
さ、今夜はお気に入りのマイクロフリース毛布をモフモフしながら眠りにつくことにしましょう。
みなさま、良い夢を☆
参考文献:
[1] 林里奈,加藤昇平:ロボット・セラピーにおける柔らかい触感の重要性, 日本感性工学会論文誌 Vol.18 No.1 pp.23-29,2019