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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

余裕があるから、できること。

湿度と闘う梅雨の時季、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今年も日焼け止め選びに悩むコーディネーター:手倉森です。

先日ドラッグストアで『ビーチフレンドリー処方』を謳い文句にしている日焼け止めを発見しました。
サンゴ礁や海洋生物に悪影響を与える、という理由で日焼け止めを禁止している国や地域があるのですが、それらの地域でも使用できるように工夫して作られた商品だそう。

一部の国では規制がとても厳しいため、すべての国や地域で使えます!という訳ではない点には注意が必要ですが、商品そのものが「環境に優しい/配慮した」と謳われているものはこれまであまり目にしてこなかったこともあり、とても新鮮に感じました。

もちろん価格であったり使用感であったり、何よりお肌との相性もありますので、この商品が正解!とは思いません。
ただ、日頃使う身近な商品に“選択肢”が増えるのは良いことだな、と思います。

お恥ずかしい話ではありますが、20代までの私は環境や人権などの社会問題に対する関心がとても薄く、自分から話題にすることなどありませんでしたし、何かを買うときも(よほど気に入ったものでなければ)価格が安いものを迷わず選ぶタイプでした。
当時を振り返ると、(金銭的にもあまり余裕がなかったという事情もありますが)何よりも自分自身の生活で精一杯で、他に目を向ける余裕がなかった時期だったようにも思います。

いま社会の仕組みや抱えている問題にも少しずつ気持ちを向けることができるようになっているのは、日々の生活や体調面も含めたプライベートに大きな心配がないから故にほかなりません。
例えば、自分が大きな病気を抱えてしまったら。仕事の先行きが怪しかったら。「衣食足りて礼節を知る」という言葉の通り、きっと自分以外のことに意識を向けたり気付く余裕は持てないはず。

自分以外のことに目を向ける余裕があることに感謝しつつ、自分にできることを、無理なく。できる人が、できることからほんの少しずつ「継続は力なり」を積み重ねていけたら、明るい未来に繋げられるのではないかな。
目を背けたくなるようなニュースや耳を塞ぎたくなるような出来事が続いている2022年ではありますが、そう信じて過ごしていきたいものです。

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