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明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

あの日に返ろう-アウトプットのために-

暑い日が続きますね。

暑いというより、熱い。
頭上からの太陽光線だけの熱というよりも、まるで熱せられたフライパンの上にでも立っているような、足元から焼かれるような熱さを感じます。
どうせ熱いなら、いっそ脂肪も焼いて溶かしてくれたらいいのに、と思いながら外を歩き回っています。笑

もう少しして世の中の夏休みが終わると、そんなに厚さのことも話題にしなくなるのでしょうね。

子どもの頃の夏休みというと、絵日記、読書感想文、自由研究といった宿題がありましたね。
言わずもがな、わたしはギリギリまでやらない派でした。

さて読書といえば、活字を読むのは好きだったので、小説も読めば、エッセイも読めば、もちろん漫画も読んでいました。
わたしは20代くらいまでは、本や雑誌で読んだこと、テレビなどで見聞きしたことなどインプットしたもので気になったことはノートにメモするようなヤツでした。
おじいいちゃんが新聞や雑誌の切り抜きをしているような感じとでもいうのでしょうか。

が、

今や、情報の入手方法は紙面の活字や、テレビやラジオから入る目や耳から入るものだけでなく、インターネットの普及によりネットで調べたり、買い物したり、映像をみたりということが圧倒的に多くなり、生活には欠かせなくなりました。
メモを取るにもノートにボールペンではなく、スマホでメモアプリで入力、仕事上での議事録もPCで入力、紙とペンの出番は殆どありません。
そして、ChatGPTを代表としたAIがよりマッチする情報を提供してくれたりするようになり、これからの勉強のしかた、仕事のしかたも変わりつつあります。

その方が、より多くの欲しい絞られた情報がはいってくるので、便利ですし効率もよく、時短にもなります。
しかしですね、、いざ何かを自力で生み出そうとすると、、、

ん?あれなんだっけ?
ということが起こるのです。健忘ではございません。笑
もっとわかりやすい事例でいうと、漢字を選ぶことはできても、正しく書くことが怪しくなってくるのです。

恐らくなのですが、自分でペンを持ってノートに向かい文字を書いていた時には、手を動かす、書いた文字を頭の中で反芻する、そこから派生したことを、またメモる。
と、能動的に視覚、聴覚、そして脳が働いていて、脳内にも色濃くのこることが多いのからではないでしょうか。

今はより多くの情報が入ってくることから、最新の情報かどうか確認するまでもなく、自分の脳内に上書きされてしまい、本当に最新で欲しい情報なのかを確認する作業が必要なこともあったりします。

また、自分で何かを生み出す際に表現力が乏しくなる傾向がある気がしてなりません。
以前だったらもっとうまい事、書けたのにな、言えたのになと思うことがしばしば。
その表現力って、人の書いたものを読んだり、作った作品を観みたりする中で自分の中で咀嚼され、蓄積されていたのだと思います。

今は楽なことが多い反面、自分の中に「残りにくい」「蓄積しにくい」ことが多くなり、自力で発する、生み出す力が弱くなっている気がしてなりません。

思い描くアウトプットのためにアナログなことに立ち返ってみるのも一つかなと考えるこの頃です。
形から入るわたしはノートを買いに行こうと思います。

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