スペシャルコンテンツ

明るく楽しく働くためのIDEA-MAGAZINE

負うた子に教えられ

皆さま、こんにちは。
プロバンクのお局コーディネーターこと岸波です。
新入学、新入社、進級、新天地…皆さまそれぞれに新しい季節を迎えられたことと存じます。

さて、皆さまが小学生のころ、係活動ってありましたか?
私の頃だと、いわゆる「学級委員」を決めたら、あとは「いきもの係」や「新聞係」などあらかじめ先生から提示された係に立候補して活動…と記憶していましたがどうやら令和の小学校では違うらしい、と最近知ってびっくりしています。

参観日などで教室へ行くと、「お笑い係」「謎解き係」「まんが紹介係」などユニークな係ばかり。
どうやって係活動を決めているのか子どもに聞いたところ
「クラスを良くするために必要だ」と思う役割や活動をみんなで話し合い、
「それいいね」と賛同した人が「係」というチームになって活動していくのだそうです。
(だからクラスごとで「係」の数も内容も違う)

アイデアを出した子は、「こういう仕組みがあれば忘れ物が減って物の貸し借りでのトラブルもなくなると思うから、忘れ物防止係が必要だと思います」みたいなプレゼンもするらしい…

ある意味、新規事業じゃん・・・
与えられた課題をこなす時代は終わり、自分たちで課題を発見し解決していく時代なのです。
令和の小学生、すごいな。負けそう。

私たちもつい目の前の仕事に追われて課題を見て見ぬふりしたり、なんなら課題があることにすら気が付けずにいたりしてしまいますが、やっぱりそれじゃだめですね。
負うた子に教えられて浅瀬を渡る。

「教える側」と言われるような立場になってきたからこそ、分けられるものは惜しみなく分け、若い方、新社会人の皆さんからも教わりながら、互いに成長していきたい。
そんな思いで迎える新たな春なのです。

PAGE TOP