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センス- 日常と仕事における「感じる力」

みなさま、こんにちは。本記事の執筆担当・桐生です。

突然ですが、「センスがいい」とはどういうことを指しますか?
ファッションが洒落ているとか、プレゼント選びが上手いとか、あるいは仕事での判断が的確だとか。私たちは普段、なんとなく「センス」って言葉を使っていますが、改めて聞かれるとちょっと答えに困ります。。

そんな曖昧な「センス」という概念を掘り下げたのが、千葉雅也著の『センスの哲学』です。
この本では、センスを「直感的にわかる感覚」として説明しています。なるほどなと思いつつ、私自身も「センスって何だろう?」と考えを巡らせました。
なお、個人的にこの本で得たのは、『ヘタウマを目指せ!』ってことでした。興味のある方はぜひ。

日常に潜むセンス
まず、日常生活でセンスが表れる場面ってどんなところでしょう?
例えば、贈り物を選ぶ場面。
適当に「まあ、これでいいや」と選ぶのと、「あの人、これ好きそうだな」と相手の好みや状況を考えて選ぶのでは、全然違いますよね。
後者には「相手を思いやる力」という、センスの一部が発揮されているように思います。
もう少し身近な例を挙げるなら、カフェで座る席を選ぶとき。「窓際で日差しが暖かそうな席にしよう」と選ぶのか、「とりあえず空いてるからここでいいや」とするのか。
前者の方が、なんだかちょっとセンスがいい感じがしませんか?
こういう細かい選択の積み重ねが、センスという感覚を育てているのではないかと思います。

仕事におけるセンス
日常だけでなく、仕事の場面でもセンスって重要ですよね。
たとえば、新しい企画を考えるとき。
ただアイデアを出すだけでなく、「これが今のタイミングに合っている」とか「この方向性ならいける」と判断できる力
それが仕事のセンスだと思います。
千葉さんの本では、センスを「芸術と生活をつなぐ感覚」(言葉だけ見ると難しい…)として捉えていますが、これはビジネスにも当てはまりそうです。

 

それにしても、センスのいい人って周りにいませんか?
何気ない資料の作り方でも、「なんかこの人の資料って見やすいよね」みたいな。こういう人の共通点って、実は派手な工夫じゃなくて、小さな工夫の積み重ねだったりします。
「これでいい」じゃなくて「これがいい」を選ぶ感覚。
これ、日々の仕事の中で真似したいなと思うポイントです。

 

センスは育てられる?
ここまで読むと、「じゃあセンスって生まれつきのものなの?」と思う方もいるかもしれません。
千葉さんの本を読んでもそうですが、夢のある語りとして私の意見、「センスは磨ける」と断言したいです。
たとえば、街を歩くとき、なんとなく目に入ったものに少し注目してみるとか。
食事をするとき、「この料理、何がポイントなんだろう」と考えてみるとか。
観察力を鍛えること、そして選択の練習を重ねることが、センスを育てる秘訣ではないでしょうか。

センスの哲学から得たもの
千葉雅也さんの『センスの哲学』を読んで、私が一番印象に残ったのは、センスは「直感」と言い切りながらも、日々の中で観察し、考えることで高められるという点でした。
センスとは、芸術のような感覚だけではなく、生活を豊かにし、仕事をよりクリエイティブにする力だと感じました。
そして、ヘタウマです。これは読んでください。

結論
「センスのある生き方」なんて聞くと、難しく感じるかもしれません。
でも実際には、肩の力を抜いて、小さな選択を楽しむこと。これがセンスの第一歩ではないでしょうか。
皆さんの「センス」ってどんな場面で発揮されていますか?ぜひ教えていただけたら嬉しいです!ではまた!

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