ゆとり世代との付き合い方#1
「ゆとり世代」
前クールで放送されていた宮藤官九郎さん脚本のドラマ『ゆとりですがなにか?』で話題になりましたね。
このドラマは、ゆとり世代代表として登場するアラサー青年たちが仕事・恋愛・社会問題に直面し、
葛藤しながらも成長していくストーリー。大人たちからみるゆとり“特有”の行動と、
その裏に隠された彼らの真意をユーモアたっぷりに描いていて、多くの共感を呼んでいました。
・・・と、ここまでまわしもののようにドラマのお話をしましたが(笑)、
実際にお仕事をしている中で「リアルゆとり世代」との接し方で
悩まれている方も多いのではないでしょうか?
例えば、ゆとり新入社員の教育方針をどうするか。
同じ部署にいる、やる気が感じられない後輩ゆとり社員や、
派遣スタッフの方であれば、就業先のゆとり正社員とはどう接するか。
そういったことでお悩みの方に向けて、
ゆとり世代たちとどう接するべきかを一緒に考えていければと思います。
ちなみに私もゆとり世代ですので、同世代としての視点も入れながら書かせていただきます。
探り探りになる事をご容赦ください・・。
今回は序章という事で、まずはゆとり世代の定義と特徴から。
世間一般的にいわれているポイントを列挙します。
【定義】1987年4月から2004年3月生まれの、小中学校時にいわゆる「ゆとり教育」を受けてきた世代。
・土曜授業が無くなる
・相対評価⇒絶対評価
・円周率が3になる
・ディベートなど基礎的な学習以外の授業が取り入れられる
・アルファベットの筆記体を習っていない
【特徴】
・失敗を極度に恐れる
・打たれ弱い(注意されるのに慣れていない)
・現実的で夢をあまり持たない
・ルール守るが、自主性が無い(指示待ち人間が多い)
・プライベートを優先する(残業や飲み会などを嫌がる)
・相手の立場にたった行動ができない
・競争意識を持たない
・すぐにネットに頼る
・ けち
・目上の人との接し方がなってない
・マイペース
・意味の無いことはやりたくない
同じゆとり世代として悲しくなるほど辛辣な評価です。。
しかしこれだけを見ても解決にはならないので、
特徴から図れる長所にはどんな部分があるのでしょうか。
【長所】
○言われたことはきっちりとこなす
○堅実
○わからない事はすぐに調べる習性がついている
○とにかく素直
○なによりマイペース
・・・むむむ。少ない。。
ただ、なんとなく正しい接し方が見えて来たような気がします。
ゆとり世代の人たちは総じて素直で堅実だが、
マイペースな部分が悪気無く同僚などを困らせてしまうという特徴があるようです。
罪の意識が無いのですね・・。
次回以降はこれらの特徴から実際の接し方を考えていこうと思います。